2011年2月24日木曜日

横浜市が市税滞納整理を強化、不動産物件の公売を積極的に展開

 厳しい財政状況の下、着実な財源確保へ向け、横浜市が市税滞納整理を強化している。特に高い収入が得られる不動産物件の公売を積極的に展開。年度末が迫る中、本年度も土地やマンションなどの公売を3月に実施する。滞納者の財産の捜索、インターネットによる公売などの取り組みと併せ、収納率は年々改善している。

 市税滞納者の公売はもともと
各区が単独で実施していたが、1996年度から全区が対象物件を持ち寄って共同で行うようになった。対象物件が一括してリストアップされることで、入札自体の魅力もアップし、市の仲介という信頼性も加わり、「入札参加者が増加し、それぞれの物件の価格を高める効果が出ている」(税務支援課)。

 本年度は3月3日に、市内10区役所がそれぞれ差
し押さえた土地、マンション、土地付き建物計12件の不動産を公売する。昨年度の不動産公売では、自主納付分も含めると約7500万円の収入となった。

 また、市は2009年10月から今年3月までを「捜索強化月間」と位置づけ、市税滞納者の隠し財産を集中的に調べ、高級電気製品やブランド品のインターネット公売も展開している。

 市税
の滞納額は1998年度の494億円(収納率93%)をピークに、市の対策強化によって改善。2008年度は189億円(同97%)まで圧縮し、一時期は政令市の中でも下位だった収納率が同年度は3位(1位?名古屋市、2位?京都市)まで上昇している。

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引用元:ロハン(新生R.O.H.A.N) 専門サイト

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